大阪大学大学院 人間科学研究科社会環境学講座福祉社会論
社会保障や高齢者・障がいのある人・子どもの福祉、市民社会に関する研究。

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福祉社会論研究室へのいざない

福祉社会論研究室は、私たちの暮らしに起こる様々な課題をテーマに、グローバルな視点で、ローカルな地域の取り組みを大切に考える研究室です。

学部で学んでみませんか。

福祉社会論研究室は、国公立大学では数少ない、福祉分野の研究ができる研究室です。福祉分野の研究では、福祉現場や当事者の皆さんの声に耳を傾けることが大切です。大学で福祉を学ぼうとする皆さんには、福祉現場から日本社会の現実を学び、社会のあり方を考え、それを言葉にして議論し、発信する力をつけてほしいと願っています。また日本国内にとどまらず、諸外国で暮らす人々の生活にも目を向け、常にグローバルな視点で福祉社会を考えていきたいと思っています。

大学院で学んでみませんか。

「大学院は研究者を目指す人のためのもの」という時代ではありません。学ぼうとする皆さん次第で、大学院はすべての可能性に開かれています。

「卒業論文を書いてみて、研究のおもしろさがやっとわかったところ。就職をする前に、もう少し研究をしてみたい」と考えている人へ:

福祉社会論研究室で修士課程を修了した卒業生の9割は一般の就職をしており、比較的多い職業が地方公務員で、国家公務員、また民間企業にも就職しています。そして多くの卒業生は、学部と修士課程での学びの違いを感じており、「修士課程は社会を見る視野を広げることができた2年間だった」と感じているようです。修士課程の卒業生は行政の福祉政策の現場(高齢者政策や子育て支援など)で活躍しています。

「仕事をしながら、研究をしてみたい」と考えている人へ:

研究’と‘実践’を切り離すことはできないのが福祉社会論の研究分野です。福祉社会論研究室では、自治体職員として勤めながら、介護事業所に勤務しながら、自営業として福祉事業のコンサルタントをしながら、修士論文を書き上げた卒業生もいます。日々の仕事に少し距離を置くことで、新たな視野を持ち、新たな自分を発見することができます。そして皆さんが得た学びは、これからの皆さんの仕事に活かすことができます。

「研究者への道を歩みたい」と考えている人へ:

福祉社会論の分野では、国際共同研究ができる研究者、また日本国内の研究においても現場に学ぶ姿勢を大事にする研究者が求められています。険しい道のりではありますが、若手研究者へのさまざまなサポートや研究機会も増えてきています。個人研究と共同研究を地道に継続しながら、一緒にがんばりましょう。