大阪大学大学院 人間科学研究科共生学系福祉社会論
社会保障や高齢者・障がいのある人・子どもの福祉、市民社会に関する研究。

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ビクトール・A・ペストフ 教授Victor A. Pestoff



エーシタ・シュンダール単科大学(スウェーデン)市民社会研究科・客員教授。大阪大学国際共同研究事業により、2014年5月より大阪大学招いて教授へ。
ヨーロッパにおけるサードセクター、特に協同組合研究の第一人者。専門はサードセクターで活動する組織団体の民主的運営や政治分析。1998年に来日した折には、青森などで日本医療生協が運営する医療機関等の調査を行い、2012年に来日した折には長野県佐久総合病院(JA厚生連)の視察を行い、日本の協同組合研究に強い関心を持つ。
1941年1月24日アメリカ生まれ。1963年 カリフォルニア大学ロングビーチ校卒業後、ストックホルム(スウェーデン)、パリ(フランス)、オスロ(ノルウェー)で学び、ストックホルム大学で1977年に博士号(論文タイトル「ボランタリー組織と北欧の政党システム」)。
 サントぺテルスブルグ大学(ロシア)で行政学研究センターを立ち上げ、その後、ヘルシンキ大学(フィンランド)、金沢大学(日本)客員研究員、1996-2002年セーデルトーン大学(スウェーデン)教授、2002-2008年オステルスンド大学(スウェーデン)教授を務め、現職に至る。EMES(ヨーロッパ・サードセクター研究者ネットワーク)の立ち上げにかかわり、現在も同学会の中心的な役割を果たしている。

主な著作

  • A Democratic Architecture for the Welfare State (2009)
  • Co-Production. The Third Sector and the Delivery of Public Services (ed.) (2008)
  • Beyond the market and state: social enterprises and civil democracy in a welfare society (1998)(藤田暁男他訳『福祉社会と市民民主主義―協同組合と社会的企業の役割』日本経済評論社、2000年)
  • Reforming Social Services in Central and Eastern Europe - an Eleven Nation Overview (ed.) (1995)
  • Between markets and politics: co-operatives in Sweden (1991)(藤田暁男他訳『市場と政治の間で:スウェーデン協同組合論』晃洋書房、1996年)
  • Organizations in negotiated economies: Sweden and the Nordic countries (1989)
  • Näringslivsorganisationerna och politiken i Sverige (1989)
  • Konsumentinflytande och konsumentorganisering. Den svenska modellen (1984)
  • Voluntary associations and Nordic party systems: a study of overlapping memberships and cross-pressures in Finland, Norway and Sweden (1977)