学部の授業:充実した卒業研究のために
人間科学部では、学部生は2年次の夏に、各研究室を選ぶことになります。
3年次前半(5セメ)には福祉社会論の基礎を学びます(「福祉社会論演習Ⅰ」)。
3年次後半(6セメ)には、自分の研究課題を決め、卒業研究に向けて本格的な研究を開始します(「共生の人間学実験実習Ⅲ(福祉社会論)」)。
■共生の人間学実験実習Ⅲ(福祉社会論)
卒業論文の前身となる「ミニ卒論」(約1万5000字を目標に)を完成させます。
- 論文執筆はみんなで議論しながら進めていきます。
- 自分の関心をみんなに話し、意見交換をします。
- 指導教員からテーマについての文献の紹介やフィールド調査のアドヴァイスを受けます。
- 文献を読みながら、問題意識を深めていきます。
- 論文の構成を発表しながら、みんなと一緒に考えます。
- 執筆にとりかかります。
- 学期末に研究発表会を行い、ミニ卒論の完成とともに卒論までの研究のイメージを完成させます。
卒業研究のテーマがより具体的にになるように、参加者の関心に合わせて現地見学をします。
児童養護施設、釜ヶ崎のホームレス支援NPO、認知症高齢者対象グループホーム、障害者就労施設(B型)、障害者デイサービスを訪問し、利用者の方々、福祉の現場で働く職員の方々のお話をうかがいました。現場訪問での学びは、卒業研究だけでなく、社会人となってからも心に残る貴重な体験となるでしょう。
入居者から思い出の写真の話を聞く(グループホームで)
4年次には、指導教員の助言を受けながら研究を進め、卒論を執筆します。